1年間で10kg痩せた!レコーディングダイエットとは【総合評価★★★★★】

ダイエット法

レコーディングダイエットとは

レコーディングダイエットは、その名の通り「食べたものとカロリーを記録する」だけのシンプルなダイエット法です。

特別な食事制限や運動は必要なく、日々の食事をただ「書き留める」ことで自然と意識が変わり、体重が落ちていくというものです。

記録するだけでなぜ痩せるのか?

自分の食事を「見える化」することで、その食生活を客観的に捉えることができるようになります。

たとえば、お菓子をつい食べすぎてしまっても、それを正直に記録することで「今日は少し多かったな」と反省し、今後は控えめにしようという意識が働きます。

さらに、記録することで「監視されている感覚」が生まれ、自然と食行動が抑制されます。

誰かに指導されるのではなく、自分自身の記録が、自分を律する「コーチ」の役割を果たしてくれるのです。

レコーディングダイエット体験記

私がレコーディングダイエットに取り組んだのは、2021年4月から2022年3月までの約1年間(大学6年生の時)です。

結論から先に伝えると、体重は73kgから63kgへ、約10kgの減量に成功しました。

ダイエットのために使用したアプリは「あすけん」
食事の記録を簡単に行える人気のアプリです。

あすけん

あすけん

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記録方法は「1日の終わりにまとめて」ではなく、「食べる直前もしくは食べ終わった直後」にその都度入力していました。

これは、後でまとめて書こうとすると、何を食べたか曖昧になってしまうからです。

外食や飲み会など、記録がすぐにできない場面でも、翌日の朝までには思い出しながら記録をつけていました。

現在「あすけん」には写真を撮るとAIがカロリーを自動解析してくれる機能があるようですが、当時は機能がなかった?ため、手入力での記録を行っていました。

外食や市販品の多くはアプリに登録されているデータからカロリーが把握できました。
一方で、手料理や大学の学食などは、食材や分量を自分で分析して入力していました。

このとき意識したのが、「どんぶり勘定にしないこと」

つい、カロリーを低く見積もる“ズル”をしてしまいがちなので、なるべく正確に入力できるよう心がけました。
面倒でも食材のカロリーを調べながら記録をしていたのが、成功の鍵だったと感じます。

なぜやめてしまったのか

大きなきっかけは、2022年3月の医学部卒業と卒業旅行。
卒業旅行では1週間ほど友人と海外に行き、1年以上毎日継続していた「あすけん」での記録をその間中断してしまいました。

帰国後も、新生活の準備や引っ越しなどで多忙になり、記録を再開できず。
そのうちに「記録をつける」という習慣が徐々に薄れていきました

さらに、ダイエット当初から感じていたのですが、「あすけん」アプリの動作がやや重く感じられたことも一因です。
毎日使うツールだからこそ、アプリを開くのに数秒かかるだけでストレスになります。

記録したいタイミングでアプリが開けなかったり、通信障害やメンテナンスで使えなかったりすることもあり、徐々に「面倒だな」という気持ちが強くなっていきました。

結果、以下のグラフのようにリバウンドしていきました。

再挑戦と失敗

その後も何度か再挑戦を試みましたが、いずれも1週間ほどで挫折してしまいました。

続けられなかった理由としては、アプリの起動の遅さや通信エラー、記録忘れによる自責の念など、小さなストレスの積み重ねが大きかったと感じています。

さらに、手料理などのカロリーを自分で計算・入力する作業が、思った以上に負担であること改めて実感しました。

そのため、今の私は当時と同じ方法でダイエットを再開するには少しハードルを感じてしまいます。

しかし、(精度には課題がありますが…)AIによる写真解析などで記録の手間がもっと軽くなるなら、再挑戦できるかも…。
そう思えるくらいには、レコーディングダイエットに可能性を感じています。

総評:少し手間はかかるが、それ以上の成果が得られるダイエット法

総合評価:★★★★★

私自身、1年間で約10kgの減量に成功しました(リバウンドしてしまいましたが…)。

これは、レコーディングダイエットの「記録するだけ」というシンプルさゆえの継続性、そしてその行動がもたらす「自己監視効果」の大きさを物語っています。

記録があるからこそ、自分の行動を振り返り、コントロールできるようになる。
この感覚が習慣化すれば、自然と食生活が変わっていきます。

続けやすさ:★★★★☆

レコーディングダイエットのためのアプリ(「あすけん」など)は基本無料で使えるため、金銭的負担はゼロ

記録の手間さえ乗り越えられれば、継続しやすいダイエット法です。
日常の一部として習慣化できれば、むしろ「記録しないと落ち着かない」と感じると思います。

効果:★★★★★

筆者自身、特別な運動をせずに10kgの減量に成功した点は特筆すべき成果です。

これまでに試してきた様々なダイエット法の中で、「効果」と「続けやすさ」のバランスが最も良かったと感じています。

その他:★★★☆☆

「毎日記録を続ける」というのは、慣れるまでは面倒に感じます。

特に、アプリの動作が遅かったり、外食や飲み会でリアルタイムに記録できなかったりすると、小さなストレスが積み重なります。

また、「記録を誤魔化してしまう誘惑」にも注意が必要。

正確なカロリーが分からない時や、コース料理・飲み会などで料理数が多い時は、正確な入力が難しく、どうしてもカロリーを低めに見積もりがちです。
料理を客観的に見つめ、冷静に記録する意識が必要です。

さらに、記録すること自体が食欲を直接的に抑えるわけではありません

記録が「監視機能」としてしっかり働いてこそ意味があり、それが機能しなくなったときには、ただの作業になってしまう点は注意です。

まとめ

レコーディングダイエットは、「記録するだけ」という非常にシンプルで理にかなったダイエット法です。

特別な制限もなく、誰でもすぐに始められる手軽さが魅力で、実際に私も大きな減量効果を得られました。

「正確に記録すること」を無理なく続けられる仕組みが整えば、レコーディングダイエットは今後も十分に有効な選択肢であり続けるでしょう。

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